water state 1 インスタレーション 坂本龍一+高谷史郎

8.22—9.5
時間:平日12:00—20:00
   土・日10:00—20:00
参加費:無料、事前予約制
撮影:新津保建秀

地球上の生命を支える根源的な物質であり、環境条件によってその様態を自在に変える「水」。坂本龍一は「水」に対して、さまざまなインスピレーションの源泉として強い関心を示してきました。高谷史郎との共作となる本作の構想を進める中、水滴を制御し、自在に落下させることができる装置をYCAM InteLabが開発。水の様態の変化を表現した庭のような作品が完成し、2013年に初公開されました。(山口情報芸術センター [YCAM] 委嘱作品)

作品中央にある鏡面のような漆黒の水面には、水滴が波紋となって広がり、それと呼応するように精緻で細密なサウンドが会場を包み込みます。地球上の気象データを元にして、水滴の落ちる量や場所が変化し、そのひとつ一つの雫が水面と交わることで波紋となり、重なり合いながら「水」へと還っていきます。

今回の作品で使用する「水」は、隅田川の水を汲み取り濾過を施して使用します。また、作品で使用する「石」は隅田川の本流である荒川の源流の秩父より、古くは約3億年前の石を採取して展示します。

 

日時:8月22日(日)—9月5日(日)平日12:00—20:00、土・日10:00—20:00
会場:東京都墨田区東向島3-22-10 (北條工務店となり) Google Map
アクセス:東武スカイツリーライン・東武亀戸線「曳舟駅」西口出口より徒歩 9 分 、都営バス「東向島広小路駅」より徒歩 1 分

※「water state 1」では、車いすやベビーカーをご利用のお客さまや、ご高齢のお客さま、視覚障がいのあるお客さま向けの会場までのアクセシビリティに配慮しています。詳しくはこちら

参加費:無料、事前予約制 ご予約はこちら

※専用の駐車場はございません。近隣の駐車場は限られておりますので、お車でのご来場は控えていただきますようお願いします。

坂本龍一(さかもと りゅういち)

音楽家/アーティスト

1952年東京生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『YELLOW MAGIC ORCHESTRA (YMO)』に参加。散開後も多方面で活躍。映画『戦場のメリークリスマス』(大島渚監督作品)で英国アカデミー賞を、映画『ラストエンペラー』(ベルナルド・ベルトルッチ監督作品)の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞、他を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、「stop rokkasho」、「NO NUKES」などの活動で脱原発支持を表明、また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行っている。
2013年 山口情報芸術センター(YCAM)10周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014年には「札幌国際芸術祭2014」のゲストディレクターに就任。2017年には8年ぶりとなるソロアルバム『async』を発表し、「設置音楽展」と題して『async』を主題とするインスタレーション作品展を開催。2018年 韓国・ソウルに完成したアートスぺース piknicにおいて複数のインスタレーション作品を展示した「Life, Life」展を開催し、6万人以上を動員した。
2021年3月にはこれまで発表されたインスタレーション作品を集めた大規模展示「Ryuichi Sakamoto: seeing sound, hearing time」を中国・北京の美術館 M WOODS HUTONG(木木美術館)でスタート、同年6月には1999年のオペラ「LIFE」に次ぐ新作舞台作品「TIME」がHolland Festivalで世界初演されるなど、音楽表現に留まることなく、アート界への越境も積極的に行っている。

高谷史郎(たかたに しろう)

アーティスト

1963年生まれ。京都市立芸術大学 環境デザイン専攻卒業。1984年からアーティストグループ「ダムタイプ」の活動に参加。様々なメディアを用いたパフォーマンスやインスタレーション作品の制作に携わり、世界各地の劇場や美術館、アートセンターで公演/展示を行う。1998年からダムタイプの活動と並行して個人の制作活動を開始。パフォーマンス「明るい部屋」(初演:2008年 ドイツ世界演劇祭)、「CHROMA」(初演:2012年 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)、「ST/LL」(音楽・坂本龍一/初演:2015年 ル・ヴォルカン国立舞台、フランス)を制作。
マルセイユ・フェスティバル、東京・新国立劇場、台北・國家兩廳院等での公演や、ポンピドゥーセンター・メッス(フランス)、シャルジャ・ビエンナーレ(UAE)などでの作品展示、東京都写真美術館での個展等。2021年6月、坂本龍一+高谷史郎「TIME」をオランダ・フェスティバルで世界初演。2022年ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展でダムタイプが日本代表作家として日本館で展示予定。